「オメガ3フィッシュオイル」で健康な赤ちゃんを　–　大気汚染に対抗

アメリカ合衆国環境保護庁とアメリカ国立衛生研究所の調査によって、オメガ3フィッシュオイルを摂取することによって、大気汚染の人体への悪影響を減らすことができると言うことが判明しました。Mother Nature Networkが報じました。

大気汚染はすべての人々の健康に悪影響ですが、特に、これから妊娠したい女性や妊娠中の女性にとっては深刻な問題です。母親が過度に汚染物質にさらされることによって、産まれてくる子どもにも健康上の問題が起こりやすいということが、これまでの研究でもわかっています。

この調査は、健康な29人の中年の男女を対象に行われました。彼らは、オメガ3フィッシュオイルまたはオリーブオイルのどちらかを含むサプリメントを配布され、4週間にわたって毎日摂取しました。

そして4週間後、彼らは密閉された小部屋の中で、平均的な都会に存在するレベルの汚染物質を2時間にわたって浴び続ける、という実験に参加したのです。

結果は、オメガ3フィッシュオイルのサプリメントを摂取していたグループのほうが、オリーブオイルのサプリメントを摂取していたグループと比べて、心拍数の変動、心臓血管のダメージやその他心臓トラブルの兆候が非常に少ないというものでした。

また、2時間の実験を行う前には、どちらのグループにも同レベルの「悪玉コレステロール」と「血中脂肪」が測定されていました。しかし実験後、オリーブオイルのグループのそれらのレベルは悪化していたにもかかわらず、オメガ3フィッシュオイルのグループのそれらのレベルは変わらず一定のままだったのです。

これまでは、大気汚染による人体への悪影響に対抗するためには、心臓病そのものを防ぐという方法がとられてきました。つまり、健康的な食事、禁煙、減量やストレス解消のための運動などです。

今回の調査結果は、新たに「オメガ3フィッシュオイルの摂取」が大気汚染による人体への悪影響を減らすのに役立つということを示しています。ぜひ、毎日のサプリメントリストに追加したいところですね。




The supplement everyone needs to take
http://www.mnn.com/health/fitness-well-being/stories/the-supplement-everyone-needs-to-take