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妊娠期の食事内容は子供の肥満リスクに影響する

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妊娠期の食事内容は子供の肥満リスクに影響する

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妊娠期の食事の重要性
2月22日、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン(アイルランド)の研究チームは、「BMC Medicine」にて、妊娠期に母親が摂った食事内容と子供(学童期)の肥満リスクには関係性があると発表した。

妊娠期の母親が質の低い食事を摂っていた場合、子供の将来的な肥満リスクは増すという。

一方、妊娠期に質の高い食事を摂っていた母親から誕生した子供は、妊娠期に質の低い食事を摂っていた母親の子供と比べ、学童期の肥満、過剰な体脂肪蓄積が低い傾向にあると報告された。幼少期の肥満は、成人後の慢性疾患(2型糖尿病など)リスクを高める。

食事
母親の食事と子供(学童期)の肥満および体脂肪における関係性
これまで、妊娠期の食事と妊娠・出産結果における関係性は立証されており、妊娠期の母親の食事が妊娠・出産結果に対して影響を与える。「人生最初の1000日」、つまりは妊娠から2歳までは重要な期間であり、この時期の食事は、将来の健康や幸福に大きく影響するといわれる。

研究チームは、ヨーロッパにて実施された出生コホート研究7文献から母子16295組のデータを用いて、母親の食事と子供(学童期)の肥満および体脂肪における関係性を検証した。

母親(平均年齢30歳、BMI値は標準)が申告した妊娠前および妊娠中の食事内容に基づき、食事の質、慢性炎症を誘発する食品・食品成分を評価し、妊娠期の食事が子供(学童期)の肥満および過剰体脂肪に与える影響を分析した。

炎症性食品とは、例えば飽和脂肪など体内炎症を促進する傾向の高い食品・食品成分であり、炭水化物、赤身の肉、加工肉が含まれる。

妊娠期に炎症性食品を避けて質の高い食事を摂っていた場合、炎症性食品が多く、質の低い食事を摂っていた場合を比較したところ、妊娠期に質の低い食事を摂っていた母親は、質の高い食事を摂っていた母親の子供と比べ、小児期後期(学童期)の子供は、肥満になる傾向にあった。

つまり、母親の食事が炎症性食品を多く含み、質が低い場合、子供の除脂肪酸体重(体重から脂肪組織重量を差し引いた体重)は低くなる。筋肉量は少なく、体脂肪が過剰に蓄積された状態であった。母親の食事と子供の肥満における関係性は、特に、女児より男児に強く認められた。

(画像はBMC Medicineより)


外部リンク

BMC Medicine
https://bmcmedicine.biomedcentral.com/

NEWS MEDICAL
https://www.news-medical.net/
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