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血液検査にて出生前の有害な環境物質曝露が予測可能になる

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血液検査にて出生前の有害な環境物質曝露が予測可能になる

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環境汚染物質曝露とDNA変異
2月17日、コロンビア大学メールマン公衆衛生学部の研究チームは、同大学プレリリースを通じて、DNAバイオマーカーを用いた検査により、妊娠中の母親を簡単にスクリーニングでき、子供における出生前の環境物質曝露レベルが予測できると発表した。

環境汚染物質には、大気汚染も含まれる。環境汚染物質の曝露は、子供の健康に悪影響を及ぼし、疾患リスクを高め、成長・発達を妨げるという。

これまで、大気汚染を含む環境汚染物質とDNAバイオマーカーの関係性は認められていた。今回、「Epigenetics」にて、DNAバイオマーカーの使用により、出生前、母親の子宮内にいる子供の環境汚染物質リスクを予測できると報告された。

環境汚染物質曝露
バイオマーカーによる出生前の環境汚染物質曝露レベル予測
研究チームは、大気汚染による環境汚染物質曝露とDNAの変異に関する縦断的出生コホート研究(米ニューヨーク市)2件を用いて、臍帯血データを分析したところ、新生児の少量の血液内にて、出生前の環境汚染物質曝露リスクを評価するうえで有益なバイオマーカーを特定することができた。

環境汚染物質の曝露は、例えば、成長・発達に重要なタンパク質の量に影響を与える遺伝子など遺伝子発現を変更し、変更されたメチル化を通じてDNAは変化するという。

妊娠中に個人的な空気モニタリングおよび周囲空気モニタリングを行い、特定されたバイオマーカーを用いて、大気汚染曝露レベル(特に、PM2.5(微小粒子状物質)、二酸化窒素(NO2)、多環芳香族炭化水素(PAH))測定した。バイオマーカーによる予測精度は、PM2.5 、NO2は中程度であり、一方、PAHの予測精度は低かった。

今後、研究チームは、より大規模データを分析して環境汚染物質曝露の予測精度の向上に努める。また、将来的には、少量の臍帯血により、子供における出生前の環境物質曝露レベルが予測できるとの可能性を示唆する。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

COLUMBIA MAILMAN SCHOOL OF PUBLIC HEALTH
https://www.publichealth.columbia.edu/


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