Google+
妊活・卵活ニュース
 妊活・卵活ニュース

次世代シーケンシングによってY染色体の構造変化が特定できる

着床前診断
産み分け
カラダ
不妊治療
社会
書籍
その他
新着ニュース30件






























次世代シーケンシングによってY染色体の構造変化が特定できる

このエントリーをはてなブックマークに追加
男性不妊と次世代シーケンシング
1月16日、中国の研究チームは、「Journal of Assisted Reproduction and Genetics」にて、次世代シーケンシング(NGS)は、従来の検査方法と比べて検査精度は高く、不妊男性のY染色体構造変化をより特定できると発表した。

無精子症
無精子症とY染色体の構造変化
ヒト染色体は、欠失や重複などの構造変化が生じやすい部分であるといわれる。Y染色体微小欠失では、Y染色体上に存在するAZF領域において、コピー数変化(CNV:染色体上のゲノムDNAが欠失(1コピー)あるいは重複(3コピー)している現象)が生じる。

無精子症の男性不妊ではY染色体微小欠失(AZF欠失)が検出されるケースが多く、男性不妊における主な遺伝学的要因といわれる。

次世代シーケンシングによるY染色体微小欠失の特定
研究チームは、2011年1月から2017年5月の期間、不妊男性とその家族(男性)、精子提供者326人を対象に採血を行い、STS-PCR法、次世代シーケンシングによる解析結果を比較した。

STS-PCR法にて解析したところ、120人にY染色体微小欠失が検出された。一方、Y染色体微小欠失が認められなかった被験者(不妊男性とその家族160人中51人、精子提供者46人中11人)は、次世代シーケンシングによってAZF領域におけるY染色体の構造変化が認められ、欠失や重複まで特定された。

これまで、Y染色体上のAZF領域の欠失は、STS-PCR法にて解析されてきた。なお、精液分析は、精子の質の測定、男性不妊の診断に用いられる。今回、次世代シーケンシングでは、AZF領域におけるコピー数変化を特定できるうえ、異常変化範囲・量まで詳細に解析できることが認められた。

(画像はSpringer Linkより)


外部リンク

Springer Link
https://link.springer.com/


Amazon.co.jp : 無精子症 に関連する商品
  • 母親の糖尿病は子供の注意欠如多動症リスクに影響を与える(4月15日)
  • トリガーの日の血清プロゲステロン濃度が凍結融解胚移植の出生率に影響を与える(4月12日)
  • 腎機能低下は男性不妊リスクを高める要因になる(4月8日)
  • 妊娠中の魚摂取量は子供の心疾患リスクに影響を与えない(4月4日)
  • 抗てんかん薬「トピラマート」によって子どもの自閉スペクトラム症リスクが増加する可能性はない(3月30日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    妊活基本情報



    お問い合わせ