Google+
妊活・卵活ニュース
 妊活・卵活ニュース

MPO阻害剤によって受精に必要な精子機能が向上する

着床前診断
産み分け
カラダ
不妊治療
社会
書籍
その他
新着ニュース30件






























MPO阻害剤によって受精に必要な精子機能が向上する

このエントリーをはてなブックマークに追加
男性不妊治療の新たな可能性
1月4日、イギリスの研究チームは、「Human Reproduction」にて、ミエロペルオキシダーゼ阻害剤/MPO阻害剤(MPOi)「AZD5904」には、精子機能を高める作用があると発表した。

妊活を続けるが一定期間を経過しても妊娠しない男女のうち、半数は男性側に起因があるといわれる。しかしながら、現在、男性不妊の治療において、効果的な治療法は確立されていない。

今回、試験管内(体外)の酸化ストレスモデルにて培養した精子機能がMPO阻害剤によって向上することが認められ、男性不妊の治療に新たなアプローチをもたらすと期待される。

MPO阻害剤
MPO阻害剤と精子機能の向上
研究チームは、2017年7月から2018年9月の期間、ナインウェルズ病院にて男性45人(23~50歳)を対象に精液サンプル(サンプル数47)を採取し、精液分析を行った。

採取した精子は、試験管内(体外)の酸化ストレスモデルにて2時間あるいは24時間、培養液のみ、あるいはMPO阻害剤を加えた培養液にて培養した。なお、酸化ストレスは、不妊男性のうち相当な割合にて確認されている。それゆえ、精子運土率(精子運動性)、精子の受精能力、精子DNA完全性に対して否定的影響を及ぼすといわれる。

MPO阻害剤による効果を比較したところ、MPO阻害剤を加えて培養した場合、精子機能は肯定的な影響を受け、粘性媒体の透過率が20%以上増加した。一方、精子運動性において、MPO阻害剤による大きな差異は認められなかった。

研究チームは、MPO阻害剤により精子進入率は高められ、受精に求められる精子機能が改善すると結論付けている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

Human Reproduction
https://academic.oup.com/


Amazon.co.jp : MPO阻害剤 に関連する商品
  • 妊娠中の抗精神病薬の服用と子どもの神経発達症に関連はない(3月23日)
  • 健康的な食生活を実践しているカップルは妊娠中の体重増加が抑制できる(3月23日)
  • 妊娠中のナッツ類摂取が子供の対人関係に肯定的な影響を与える(3月20日)
  • 自己免疫疾患は妊娠に伴うリスクを大きくする(3月13日)
  • 母親の肥満によって死産リスクは増す(3月11日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    妊活基本情報



    お問い合わせ