経験者しか知らない不妊治療の実態を紹介
株式会社東洋経済新報社が運営する「東洋経済オンライン」が、2020年4月25日に「不妊治療のリアル」を更新した。
吉田理栄子さん(ライター・エディター)と桜井明弘さん(医師)が執筆する「不妊治療のリアル」は、経験者たちへの取材を通して不妊治療の実態を紹介する連載記事。
これまでにも治療のために休職や退職を余儀なくされた人たちや、ほかの病気と闘いながら不妊治療を続けた人たちの体験談などを紹介している。
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治療中断中でもできることはある
今回更新分のテーマは「妊活延期かコロナ禍で決断迫られる夫婦の苦悩」。
2020年4月1日に一般社団法人日本生殖医学会が発表した「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する日本生殖医学会からの声明」によって不妊治療当事者の間に広がる動揺について紹介している。
声明を受けた病院の対応はさまざまだが「不妊治療のリアル」の執筆者でもある桜井明弘さんが院長をつとめる「産婦人科クリニックさくら」(神奈川県横浜市)では来院者に説明し判断を委ねるという方針をとっており、1割程度の人が治療を継続しているという。
「産婦人科クリニックさくら」では治療延期を決めた人にも良い状態で再開するためにできること(子宮内フローラ検査や理学療法による血流改善など)を提案。収束後に胚移植することを前提に採卵・凍結をする人もいるという。
記事では妊活相談サービスの登録者数が増えていることや妊娠中の人が抱える不安についても紹介。新型コロナウイルス感染症について真剣に考えていく必要があることを呼びかけている。
(画像は東洋経済オンラインより)
(画像は株式会社東洋経済新報社公式ホームページより)
(画像は産婦人科クリニックさくら公式ホームページより)

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