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帝王切開後の出産を考える

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帝王切開後の出産を考える

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帝王切開既往による影響
トヨタ記念病院(愛知県)の研究チームは、「BMC Pregnancy and Childbirth」(3月24日掲載)にて、帝王切開の既往歴により、帝王切開後の分娩方法の決定、帝王切開後の陣痛の成功した試験「Trial of labor after cesarean delivery(TOLAC)」に影響を与えると報告された。

「Trial of labor after cesarean delivery(TOLAC)」は、帝王切開後に経膣分娩を試みる・目指すことを意味する。また、今回、研究背景には、世界における帝王切開率の増加があり、帝王切開既往のある女性は約50%が帝王切開後の分娩も帝王切開となっている。

帝王切開
帝王切開後の経膣分娩
研究チームは、2005年4月から2017年8月掛けて、帝王切開を1回から2回経験した妊婦1000人以上の健康記録を調査し、「帝王切開後の陣痛の成功した試験(TOLAC)」基準を満たした735人に対して、出産前に帝王切開および経膣分娩によるリスク・アドバンテージを十分に説明した。

帝王切開後の経膣分娩において、最も顕著なリスクは、帝王切開の傷跡に沿って子宮が破れることである。一方、帝王切開は感染症・大量出血・他の外科的合併症リスクを伴う。

帝王切開後に経膣分娩を選択した場合、感染症・大量出血・他の外科的合併症リスクは低くなる。腹部の外科的手術は避けられ、予後良好となり、次の妊娠に備えられる。複数回に及ぶ帝王切開は外科的合併症(膀胱・腸の損傷など)、子宮切除を必要とする難治性の出血、子宮壁への胎盤付着を引き起こす要因となる。

調査では、735人のうち470人が帝王切開後の経膣分娩(TOLAC)を希望した。TOLAC希望者の91%(430人)は膣分娩が成功した。TOLAC成功のうち、96%は膣分娩を経験していた。また、41人は膜の早期破裂あるいは妊娠40週超過での出産より経膣分娩に失敗し、帝王切開にて分娩した。

研究チームは、今回の調査結果を踏まえて、医療関係者は、妊娠中の女性に対して分娩方法によるリスク・ベネフィットを十分に伝え、当事者と共に分娩方法について話し合い、決定することが望ましいとの見解を示している。

(画像はBMC Pregnancy and Childbirthより)


外部リンク

BMC Pregnancy and Childbirth
https://bmcpregnancychildbirth.biomedcentral.com/

NEWS MEDICAL
https://www.news-medical.net/


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