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キノコ類が子癇前症の症状を軽減する

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キノコ類が子癇前症の症状を軽減する

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キノコ類による効果
デンマーク工科大学(DTU)ノボノルディスクセンターをはじめ、ユニバーシティ・カレッジ・コーク(UCC)薬理学・治療学科および小児センター、リバプール大学の研究チームは、「Hypertension」にて、食品由来の抗酸化物質「エルゴチオネイン」により、子癇前症の症状を軽減できると発表した。

妊娠高血圧症候群あるいは子癇前症は、複雑な妊娠合併症である。上昇した血圧の治療によって、母体の状態は管理できるが、症状が深刻な場合、妊娠数週や胎児の成長状態に関わらず、出産の必要性が生じる。それゆえ、妊娠高血圧症候群あるいは子癇前症では、早産、未熟児の問題が伴う。

子癇前症
エルゴチオネインによる子癇前症の治療効果
研究チームは、子癇前症のラットを用いた動物モデル実験を行い、食品由来の抗酸化物質「エルゴチオネイン」による子癇前症の治療効果を検証した。

エルゴチオネインは食品由来の自然の酸化防止剤であり、幅広い食品に含有される。特にキノコ類には豊富に含まれ、複数の先行研究では、神経障害および血管障害に有益であると報告されている。

実験において、子癇前症のラットにエルゴチオネインを投与したところ、母体の血圧が降下し、胎児発育遅延は防がれた。また、子癇前症に伴い胎盤から分泌される有害物質の生産を衰退させ、子癇前症の症状を軽減する効果が認められた。

エルゴチオネインは化学的に生成する、あるいは、キノコ類から抽出されるが、研究チームは、高度なゲノム工学を用いて生物学的な生成法の開発に取り組み続けている。エルゴチオネインは食品由来の抗酸化物質であり、身体に安全な物質であるといわれるものの、今後は、ヒトに対する臨床試験の必要性がある。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

DTU
https://www.biosustain.dtu.dk/

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