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精子DNA断片化指数は治療前評価として有用性は限られている

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精子DNA断片化指数は治療前評価として有用性は限られている

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精子DNA断片化による影響
7月26日、中国の研究チームは、「Journal of Assisted Reproduction and Genetics」にて、精子DNA断片化指数(DFI)と生殖補助医療の結果において関連性はないと示した。

精子DNA断片化指数(精子DNAの構造が損傷している精子の割合)は、体外受精ならびに顕微授精の結果に対して影響を与えないという。

精子DNA断片化指数
精子DNA断片化指数と生殖補助医療の結果における関係性
研究チームは、2015年1月から2022年12月の期間、新鮮胚と用いた体外受精ならびに顕微授精を受けた4319人(5784サイクル)を対象に精子DNA断片化指数と生殖補助医療の結果における関係性について検証した。

精子DNA断片化指数が低い男性群(30%以下)と精子DNA断片化指数が高い男性群(30%以上)を比較したところ、正常受精率、胚盤胞形成率、臨床妊娠率、流産率に有意な差異は確認されなかった。

これより、精子DNA断片化指数の上昇は、体外受精ならびに顕微授精による妊娠結果(胚発生、妊娠、出産など)に有意な影響を及ぼさないといえる。生殖補助医療の治療前評価としての有用性は限られていることが示唆される。

なお、男性の年齢と精子DNA断片化には関連性があり、男性の年齢上昇に伴い精子DNAの損傷率は増加する。35歳以上45歳未満、45歳以上の男性は、35歳未満の男性と比べて精子DNA断片化リスクが高まると報告された。

あわせて、精子DNA断片化指数と精子運動率は正の相関を示した。35歳以上の男性は、精子DNA断片化率が増加し、精子運動率は低下するという。

(画像はJournal of Assisted Reproduction and Geneticsより)


外部リンク

SPRINGER NATURE Link
https://link.springer.com/


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