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男性の年齢は胚の異数性率に影響を与えない

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男性の年齢は胚の異数性率に影響を与えない

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親の年齢と染色体の異数性
4月9日、スペインの研究チームは、「Journal of Assisted Reproduction and Genetics」にて、着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)を実施する場合、男性の年齢と染色体の異数性に関連性はないと発表した。

PGT-Aありの体外受精サイクルにおいて、女性の年齢は染色体の異数性に影響を及ぼす。女性の年齢が上昇すると胚の異数性率は増加する。一方、男性の年齢は、胚の異数性率に影響を与えないと示された。

年齢
親の年齢と染色体の異数性における関係性
研究チームは、9年間にわたってPGT-Aサイクル16029回(年齢中央値40歳)を対象に親の年齢が胚の異数性率に対して与える影響について調査を行った。

3日目胚(48.3%)および胚盤胞(51.7%)の細胞の一部を採取して染色体数を検査したところ、女性の年齢上昇に伴い、正倍数性胚の割合は低下し、異数性胚の割合は増加することが認められた。女性の場合、35歳までの胚の異数性率は50%未満であった。

しかしながら、35歳から染色体の異数性は緩やかに増加し、44歳では90%を超えたという。

また、次世代シークエンサー(NGS)を用いて解析した胚盤胞において、21トリソミーは6倍、13トリソミーと18トリソミーの頻度(一定期間の発生数)では2倍になった。

一方、男性の場合、年齢と胚の異数性率において関連性はないと報告された。男性の年齢は、染色体の異数性に影響を与えないと示された。男性の年齢上昇に伴い、胚の異数性率が増加するリスクはないという。

研究チームは、男性の高齢化と胚の異数性率において関連性はないものの、38歳から39歳の体外受精サイクルではPGT-Aの実施を強く推奨する。

(画像はJournal of Assisted Reproduction and Geneticsより)


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