食事と女性不妊
9月2日、中国の研究チームは、「BMC Public Health」にて、抗酸化物質を多く含む食品を摂取することにより、不妊リスクが軽減すると発表した。
複合食事性抗酸化指数と女性不妊の潜在的な相関関係
近年、女性不妊の治療において、抗酸化物質が注目されている。抗酸化物質を多く含む食品を摂取することによって、女性不妊が改善するという。
そこで、研究チームは、「National Health and Nutrition Examination Survey (NHANES)」(2013~2020年)を用いて、女性3259人(20~45歳)を対象に複合食事性抗酸化指数と女性不妊の潜在的な相関関係について調査した。
食事性抗酸化物質の摂取量を評価し、複合食事性抗酸化指数(CDAI)を測定したところ、CDAIと女性不妊における関係性が認められた。CDAIが高い女性群は不妊の割合が低下する傾向にあった。また、CDAIが最も高い女性群は、CDAIが最も低い女性群と比べて、女性不妊リスクが44%低くなったという。
これより、抗酸化物質の摂取は女性不妊リスクを軽減させるといえる。
(画像はBMC Public Healthより)
BMC Public Health
https://bmcpublichealth.biomedcentral.com/