肥満がリプロダクティブ・ヘルスに与える影響
12月30日、「TECH EXPLORIST」は、胴囲(ウエスト)と女性不妊における研究を紹介した。アメリカの研究チームは、胴囲は女性不妊の予測因子となり、BMI とは関係なく、胴囲と女性不妊において関連性があると報告した。
なお、研究論文は「PLOS ONE」に掲載されている。
胴囲と女性不妊における関係性
肥満は、生殖やリプロダクティブ・ヘルスに大きな影響を与える。しかしながら、腹部肥満と女性不妊の関係性は明らかになっていない。
そこで今回、研究チームは、米国全国健康・栄養調査「National Health and Nutrition Examination Survey(NHANES)」を用いて妊娠適齢期の女性3239人(18~45歳)を対象に横断的研究を行い、胴囲と妊娠適齢期の女性不妊における関係性を検証した。
データを分析したところ、胴囲は女性不妊の予測因子となることが確認された。BMIとは関係なく、胴囲は、女性不妊と正の関連性を示した。胴囲が1センチ増えるごとに女性不妊リスクは3%増加するという。また、適度な運動や身体活動は、腹部肥満に伴う女性不妊のリスクを低下させる可能性があると示した。
(画像はPLOS ONEより)
PLOS ONE
https://journals.plos.org/TECH EXPLORIST
https://www.techexplorist.com/