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フタル酸エステル類の曝露によって妊娠可能性は低下する

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フタル酸エステル類の曝露によって妊娠可能性は低下する

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フタル酸エステル類の曝露がリプロダクティブ・ヘルスに与える影響
12月15日、マサチューセッツ大学アマースト校(アメリカ)の研究チームは、プレスリリースにて、フタル酸エステル類の曝露により、妊娠可能性が低下すると発表した。

今回、フタル酸エステル曝露と妊娠可能性の低下における関係性が認められた。非妊娠時の女性がフタル酸エステル類に晒されることにより、女性の生殖ホルモンバランスに変化が生じ、炎症や酸化ストレスを増加させるという。なお、研究論文は「Environmental Health Perspectives」に掲載されている。

フタル酸エステル類
フタル酸エステル曝露と妊娠可能性における関係性
フタル酸エステル類は、樹脂の可塑剤および溶剤として、シャンプー、化粧品、ビニール床材やクッションフロア、玩具、医療機器、家電製品や家庭用品など広く用いられている。生活環境に偏在する内分泌かく乱物質であり、無意識のうちに曝露されている。

また、食品容器や包装にフタル酸エステル類が使用されている場合、食事を通じて体内へ取り込む可能性もある。

研究チームは、妊娠前(プレコンセプション)から妊娠待ち時間に関するコホート研究「Effects of Aspirin in Gestation and Reproduction(EAGeR)」を用いて、妊活中(月経周期6サイクル目)の女性1228人を対象にフタル酸エステル曝露と妊活期間(妊娠するまでに掛かる期間)における関係性を検証した。

体内に取り込まれたフタル酸エステル類は代謝物に分解されて尿中へ排出されたが、フタル酸エステル曝露と妊娠可能性の低下において関係性が認められた。フタル酸エステル類に晒されることにより、妊娠するまでに掛かる期間が長くなる傾向にあったという。

また、フタル酸エステル類の曝露量が高いほど体内の炎症や酸化ストレスレベルは上昇し、月経周期中のエストラジオール量が減少し、卵胞刺激ホルモンは増加した。これによって排卵に影響が生じ、妊娠可能性の低下につながるという。

研究チームは、フタル酸エステル類の曝露が女性のリプロダクティブ・ヘルスに悪影響を及ぼすと結論付ける。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

University of Massachusetts Amherst
https://www.umass.edu/


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