妊娠中の身体活動と健康
4月16日、ニューヨーク州立大学アップステート医科大学(アメリカ)の研究チームは、「Nursing for Women’s Health」にて、妊娠中の身体活動は、母親の心身に肯定的な影響を与えると発表した。
妊娠中の身体活動がもたらす影響
今回の調査は、試験的プロジェクト「Starting Pregnancy With Robustness for Optimal Upward Trajectories(SPROUT)」の一貫として、妊娠初期の女性18人(平均年齢33歳、白人16人、大卒17人)を対象に実施された。
3つのグループに分けたうえで1対1のオンラインインタビュー調査を行い、妊娠中の身体活動がもたらす影響を検証した。調査は、妊娠初期から産後6ヶ月まで継続された。なお、被験者は経産婦が大部分を占め、半数は妊娠前から運動の習慣があった。
インタビュー調査に基づき主題分析を行ったところ、妊娠中の身体活動は健康に良く、健康効果や健康利益が期待できると報告された。また、フィットネスウォッチなどを用いてアクティビティを計測・記録することにより、モチベーションは高まることが認められた。
研究チームは、妊娠中の身体活動が健康に良いだけでなく、モチベーションや自信を高める効果があると結論付ける。
(画像はNursing for Women’s Healthより)
ScienceDirect
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