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肥満は女性不妊の要因に成り得る

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肥満は女性不妊の要因に成り得る

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肥満と女性不妊の関係性
11月7日、アントワープ大学(ベルギー)の研究チームは、「Human Reproduction」にて、肥満マウスによる動物モデル実験を通じて、女性の肥満は代謝健康ならびに卵母細胞の質を低下させると発表した。

あわせて、肥満マウスの食事をカロリー制限食に切り替えたところ、2週間で代謝健康と卵母細胞の発達能力が大幅に改善したと報告された。

肥満
代謝健康ならびに卵母細胞の質への影響
研究チームは、近交系間交配の雌スイスマウスを用いた動物モデル実験を行い、肥満マウスに対して7週間コントロール食または高脂質・高糖質食を与え続けた。

その後、一部の高脂質食グループは、プレコンセプションケアとして「コントロール食(上限11週間)」「高脂質食(上限11週間)」「高脂質食(7週間)とコントロール食」「高脂質食(7週間)と30%のカロリー制限食(2週間または4週間)」に切り替え、代謝健康ならびに卵母細胞の質への影響を比較した。

まず、高脂肪・高糖質食は、代謝健康ならびに卵母細胞の質へ悪影響を及ぼすことが顕著に認められた。

高脂質食とコントロール食グループでは、コントロール食に切り替えて2週間で体重が減少し、血清脂質と耐糖能(血糖値を正常に維持するためのグルコース・ブトウ糖の処理能力)が改善した。

一方、インスリン抵抗性(インスリンに対する感受性が低下してインスリンの作用が十分に発揮できない状態)における改善は報告されなかった。卵母細胞の発達能力は回復したものの、コントロール食グループのレベルには達しなかったという。

また、高脂質食とカロリー制限食グループは、カロリー制限食に切り替えて2週間でコレステロール濃度とインスリン抵抗性が完全に標準範囲となり、卵母細胞の発達能力も完全に回復した。4週間後には全ての代謝健康が正常に戻ったという。

(画像はHuman Reproductionより)


外部リンク

Human Reproduction
https://academic.oup.com/


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