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体外受精ではタウリン不足が悪影響を及ぼす

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体外受精ではタウリン不足が悪影響を及ぼす

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タウリン不足による影響
5月8日、南京医学大学(中国)の研究チームは、「Human Reproduction」にて、体外受精において、タウリンとタウリントランスポーター(TAUT)が不足すると精子形成および初期胚発生に悪影響を及ぼすと発表した。

タウリン不足によって精子の質は低下し、体外受精において正常な受精卵(胚)の数は大幅に減少し、また、胚盤胞形成率は著しく低下したという。

タウリン
タウリンと精子の質における関係性
タウリンはアミノ酸の一種であり、男性生殖システムにおいて最も豊富に含まれるアミノ酸である。これまで、精巣障害のラットを用いた動物モデル実験より、タウリンによって精子生産や精子形成が改善されることが認められている。

今回、研究チームは、2014年12月から2018年3月までの期間、習慣性流産(RPL)・不育症の男女110組を対象に、タウリンとタウリントランスポーターが精子形成および初期胚発生に与える影響を検証した。

男性被験者の精子サンプルに対してメタボローム解析・メタボロミクス解析(生命活動によって生じる代謝物の網羅的解析)を行ったところ、心拍が一度も確認されなかったグループは、心拍が1回以上確認されたグループと比較すると精子内タウリン量が少なく、精漿内タウリン量が多いことが認められた。

また、奇形精子症では、正常な精子と比べて精子内におけるタウリントランスポーターの発現が少なくなった。マウスモデルでは、交尾後に異常形態の精子が増加したが、タウリン投与によって精子形態が改善したという。

これにより、タウリンは精子の質に肯定的な影響を与えると結論付けられる。

(画像はHuman Reproductionより)


外部リンク

Human Reproduction
https://academic.oup.com/


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