新型コロナワクチン接種による影響
3月5日、「The Tribune」「The Siasat Daily」は、テルアビブ大学やシャミール医療センター(イスラエル)の研究を通じて、新型コロナワクチン(mRNAワクチン)接種が体外受精成功率に影響を与えないと報じた。
なお、研究論文は「Fertility and Sterility」(2月24日)に掲載されている。
新型コロナワクチンと体外受精成功率における関係性
研究チームは、2021年1月から4月の期間、イスラエルの大学病院など複数の医療機関にて体外受精を受けた女性400人を対象に、新型コロナワクチン接種が卵巣反応および体外受精の結果に与える影響を検証した。
被験者は同世代であり、うち半数は、新型コロナワクチンの接種後、14日から68日の期間を空けて体外受精を実施している。ワクチン接種グループとワクチン未接種グループの体外受精結果を比較したところ、成功率に差異は認められなかったという。
また、ワクチン接種128人、ワクチン未接種133人は新鮮胚移植を行ったが、臨床妊娠率は大差なかった。
これより、研究チームは、新型コロナワクチンが卵巣反応および体外受精の結果に与える影響はないと結論付けている。
(画像はFertility and Sterilityより)

Fertility and Sterility
https://www.fertstert.org/The Tribune
https://www.tribuneindia.com/ The Siasat Daily
https://www.siasat.com/