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妊娠期の高血圧治療は妊娠結果を改善する

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妊娠期の高血圧治療は妊娠結果を改善する

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軽度の高血圧妊娠に対する治療効果
4月2日、米国心臓病学会は、第71回米国心臓学会議「American College of Cardiology’s (ACC) 71st Annual Scientific Session」にて、妊娠期における軽症妊娠高血圧症候群の治療により、妊娠リスクは軽減し、妊娠結果は改善すると発表した。

高血圧
妊娠期における高血圧の危険性
血圧の正常値は、収縮期血圧(最大血圧)140mmHg未満、拡張期血圧(最小血圧)90mmHg未満であり、収縮期血圧140mmHg以上あるいは拡張期血圧90mmHg以上になる場合は高血圧に該当する。

妊娠中は高血圧になりやすく、100人に2人の割合で起こるといわれる。大多数は軽度の慢性高血圧であるが、なかには重度高血圧の妊婦もいる。妊娠中に高血圧が出現する疾患は妊娠高血圧症候群と呼ばれ、妊娠高血圧腎症(子癇前症)の発症リスクを高め、重症化すると母子の命をも脅かす。

それゆえ、収縮期血圧160mmHg以上、拡張期血圧110mmHg以上の重度高血圧の妊婦は、健康な妊娠を継続するために血圧を降下させる治療を受ける必要がある。

妊娠期における高血圧治療と妊娠合併症
研究チームは、2015年から2021年の期間、61ヵ所にて軽度の高血圧妊婦2408人を対象に、妊娠期における高血圧治療の効果を検証した。

被験者のうち1208人は、血圧140mmHg/90mmHg未満を目標に血圧降下の治療を受けた。一方、1200人は、血圧が160mmHg/105mmHg以上にならない限りは、高血圧治療は受けなかった。

高血圧治療を受けた軽度の高血圧妊婦では、未治療の軽症妊娠高血圧症候群の妊婦と比べて、深刻な妊娠高血圧腎症、妊娠35週未満の早産、常位胎盤早期剝離、死産・新生児死亡の発症リスクを約20%軽減できたという。

研究チームは、妊娠期における軽度の慢性高血圧の治療は有益であり、妊娠結果を改善すると結論付けている。

(画像はAMERICAN COLLEGE OF CARDIOLOGYより)


外部リンク

AMERICAN COLLEGE OF CARDIOLOGY
https://www.acc.org/


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