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妊娠期の受動喫煙は曝露量に関係なく危険である

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妊娠期の受動喫煙は曝露量に関係なく危険である

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妊娠期における受動喫煙の危険性
5月19日、バージニア・コモンウェルス大学マッセイがんセンターの研究チームは、同大学プレスリリースを通じて、妊娠期における受動喫煙は、胎児にエピジェネティック(後成的)な変化を生じさせるリスクを高めると発表した。

今回、非喫煙者の妊婦が、家庭や職場など周囲に喫煙者がいる環境下にてタバコの煙を吸い込み、副流煙に曝露された場合、子供の遺伝子発現に影響を及ぼし、疾患に関係するエピジェネティックな変化が起こるリスクが増すことが認められた。

なお、研究論文は、「Environmental Health Perspectives」にて掲載されている。

受動喫煙
妊娠期の受動喫煙と疾患に関与するエピジェネティックな変化における関連性
エピジェネティックな変化とは、行動および環境要因によって遺伝子が変化することを指す。遺伝子変化はDNAシークエンスに影響を及ぼすことが多く、遺伝子の変異によってDNAシークエンスが変化するケースも少なくない。

今回の研究では、出生コホート研究「Newborn Epigenetics Study(NEST)」(2005~2011年実施)を用いて、妊娠期の受動喫煙と疾患に関与するエピジェネティックな変化における関連性を検証した。

妊婦79人を対象にデータ分析を行ったところ、妊娠初期では、全ての被験者の血中にコチニン(タバコの代謝産物、ニコチン副産物)が検出された。一方、産後、臍帯血に含まれるコチニン量が多い場合、誕生した新生児は、脳機能の発達を制御する遺伝子においてエピジェネティックな変化が生じる可能性が増した。

ただし、妊娠期の受動喫煙により、必ずしも胎児にエピジェネティックな変化が生じ、先天性疾患を発症するわけではない。研究結果は、妊娠期の母親が少量であっても受動喫煙に曝露された場合、胎児において、疾患に関係する遺伝子変異が起こるリスクが高まることを意味する。

つまり、妊娠中の受動喫煙は、曝露量に関係なく、危険であるといえる。受動喫煙への曝露量に関係なく、胎児の遺伝子コード(遺伝情報)よりも遺伝子発現の変化に関与することが認められた。

(画像はプレスリリースより)


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