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凍結融解胚移植において卵胞期のエストラジオール投与期間が妊娠結果に影響を及ぼす

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凍結融解胚移植において卵胞期のエストラジオール投与期間が妊娠結果に影響を及ぼす

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凍結融解胚移植サイクルにおけるエストラジオール投与の必要性
6月14日、コーネル大学医学部 不妊・生殖医療センター(アメリカ)の研究チームは、「Human Reproduction」にて、凍結融解胚移植サイクルにおいて、卵胞期のエストラジオール100pg/ml投与期間と出生率には関連性があると発表した。

卵胞期とは、卵子が放出される前の期間にあたる。今回、エストラジオール値が100pg/ml以上の場合、エストラジオール投与期間がLHサージを含む4日間未満であると、妊娠結果に悪影響を及ぼすことが認められた。

なお、LHサージとは、黄体形成ホルモン(LHホルモン)が大量に分泌される現象を指す。

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卵胞期のエストラジオール投与期間と妊娠結果における関係性
これまで、エストラジオール値が100pg/ml以上を超えて増加し続けることによって卵胞が淘汰され、最終的に1つの優勢卵胞が残ると考えられてきた。

研究チームは、2013年1月1日から2018年12月31日までの期間、同医療センターにて体外受精を行う女性を対象に、後向きコホート研究(レトロスペクティブスタディ:疾病の要因と発症の関連を調べるための観察的研究の手法)を行い、卵胞期のエストラジオール投与期間と妊娠結果における関係性を検証した。

調査対象者は、自分の卵子を用いた凍結融解胚移植1サイクル目でDay5胚盤胞を移植し、胚移植に伴い受精卵着床前検査(PGT‐A)を受けた。

LHサージまで4日間以上、エストラジオール血中濃度が100pg/ml以上で持続した女性群では、エストラジオール血中濃度100pg/ml以上の持続期間が4日未満であった女性群と比べ、胚移植1回あたりの妊娠率・出生率が高まった。

一方、卵胞期間と凍結融解胚移植1回あたりの出生率において関係性は認められず、卵胞期の日数に関わらず、出生率はほぼ同じとなった。

研究チームは、凍結融解胚移植のタイミングを決めるうえで、LAサージ前にエストラジオール値が100pg/ml以上で持続した期間が指標になると考える。

(画像はHuman Reproductionより)


外部リンク

Human Reproduction
https://academic.oup.com/


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