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妊娠中のストレスが子供の精神的健康に悪影響を及ぼす

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妊娠中のストレスが子供の精神的健康に悪影響を及ぼす

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妊娠中のストレスが子供に与える影響
3月16日、オハイオ州立大学の研究チームは、同大学プレリリースを通じて、出世前ストレスが子供のメンタルヘルス(精神的健康)に悪影響を及ぼすと発表した。研究論文は、「Scientific」に掲載されている。

ストレス
ストレスとメンタルヘルス問題
今回、マウスを用いた動物モデル実験より、妊娠中の母マウスが精神的なストレスを受け、子マウスが出生前、母親の子宮内(胎内)にてストレスに晒された場合、胎盤および子宮の免疫細胞は活性化されなかったが、胎児脳に有意な炎症が認められた。

また、出生前ストレスにより、腸内細菌株は減り、特に炎症に関与する機能が低下したという。

精神的(心理的)ストレスとメンタルヘルス問題における関連性は、一般的に、ストレス誘発免疫反応が暴走して炎症が生じ、身体の他システムに対してダメージを与える。

マウスを用いた先行研究では、出生前ストレスによって腸内細菌の母子伝播が変化し、子マウスの生涯に亘る不安障害および認知障害に寄与すると報告されている。

なお、母親の胎内にいる子供は無菌状態であり、出産時、母親の産道を通過する際に母から子へ腸内細菌が引き継がれるといわれる。

出生前ストレスが子供の精神的健康に及ぼす影響
研究チームは、マウスを用いた動物モデル実験を行い、出生前ストレスが子供の精神的健康に及ぼす影響を検証した。実験では、妊娠中期および後期のマウスを毎日2時間の拘束を7日間続け、精神的なストレスを与えた。

妊娠中に精神的なストレスを受けたマウスは、全身のステロイドホルモンが活性化した。免疫システムは抑制され、生殖組織の免疫細胞数が減少した。これにより、子宮のストレス脆弱性は大きくなり、ストレスによる影響をより受けやすくなったと考えられる。

合わせて、妊娠中にストレスを受けたマウスは腸内細菌の構成が異なり、免疫機能に影響する微生物群が著しく減少した。妊娠中のストレスは、腸内細菌において遺伝子レベルの変化はもたらさないが、健康状態および免疫システムにとって重要な経路、特に胎盤や母親の免疫システムに対して影響を与えると推測される。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

OSU.EDU
https://news.osu.edu/


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