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幹細胞の損失が流産の要因になると考えられる

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幹細胞の損失が流産の要因になると考えられる

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流産の背景にある重大な要因
3月25日、ウォーリック大学(イングランド)の研究チームは、「STEM CELLS」にて、妊娠成立前の子宮内膜における脱落膜前駆細胞の損失が、習慣性流産(RPL:3回以上繰り返す流産)の要因になると発表した。

流産の背景にある重大な要因は、妊娠前、子宮内膜にて特定タイプの幹細胞である脱落膜前駆細胞が損失することであるという。また、今回、妊娠前の子宮内膜において、これらの細胞の増殖に成功しており、今後、流産の予防策として期待される。

妊娠NS
子宮内膜と妊娠の関係
子宮内膜は再生可能な組織であり、生殖年齢期間に増殖、分化、脱落といった変化を繰り返す。月経周期の後半においてプロゲステロン量が増えると、子宮内膜は集中的にリモデリングを始め、「着床の窓(受精卵が子宮内膜に着床できる時期)」が開く。

妊娠は、子宮内膜の脱落膜化(子宮内膜が受精卵を受け入れる準備として子宮内膜間質細胞が特殊な脱落膜細胞へ分化するプロセス)に影響される。受精卵(胚)を急速に成長させるうえで、脱落膜細胞は子宮組織にとって必要な可塑性を与える。

間葉系幹細胞と妊娠の関係
根本的なメカニズムは解明されていないものの、大規模な組織のリモデリングは妊娠にとって必要とされ、前駆細胞および非常に増殖能の高い脱落膜前駆細胞が、堅牢な母体と胎児のインターフェース形成において重要である可能性が高い。

合わせて、研究チームは、「着床の窓」が開いている期間中、非常に増殖能(細胞分裂して増殖する能力)が高い間葉系幹細胞の離散集団を確認した。間葉系幹細胞は、特定の系統の細胞だけではなく、神経や筋肉、脂肪、骨などに分化する「多分化能」をもつ。

また、間葉系幹細胞は骨髄多能性幹細胞に由来し、「着床の窓」が開くタイミングにて、子宮内膜で確認されている。これらの細胞は胎盤の成長を加速させる役割を担い、妊娠中に重要となる。

(画像はWARWICKより)


外部リンク

WARWICK
https://warwick.ac.uk/

NEWS MEDICAL
https://www.news-medical.net/


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