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出生前の内分泌攪乱物質曝露によって精液の質が低下する

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出生前の内分泌攪乱物質曝露によって精液の質が低下する

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内分泌攪乱物質曝露による影響
3月18日、ジュネーブ大学(スイス)は、同大学プレリリースを通じて、出生前の内分泌攪乱物質曝露により、精液の質が低下すると発表した。

母親の子宮内にて内分泌攪乱物質に晒された場合、射精1回あたりの精液に含まれる精子量および精子数が世界保健機関(WHO)の基準値以下になる可能性が2倍になることが認められた。研究論文は「Human Reproduction」に掲載されている。

内分泌攪乱物質
妊娠期の母親の職業と子供の精液の質
内分泌攪乱物質は植物由来および人工の化学物質であり、内分泌系システムを干渉して健康に悪影響を及ぼす。先行研究では、複数種類の動物を用いた動物モデル実験を行い、在胎期(出生前)の内分泌攪乱物質曝露は、男性生殖システムの発達、精子生産および精液の質に対して影響を及ぼすと報告されている。

今回、研究チームは、約3000人の男性を対象に、精液の量、精子濃度、精子運動率、精子形成を分析し、精液の質を評価した。精液分析と合わせて、妊娠中の母親の職業についてアンケート調査を実施した。

なお、被験者のうち1045人は、母親が妊娠中に働いていた。母親の職業は、「国際標準職業分類(国際労働機関(ILO)の定めた労働と職業に関する情報を整理する分類機構)」ISCO-88に基づき、分類された。

妊娠期の母親が、仕事中に内分泌攪乱物質を含む製品に晒されていた場合、その子供は胎内にて内分泌攪乱物質曝露を受け、射精1回あたりの精液に含まれる精子量および精子数が世界保健機関(WHO)の基準値以下になる可能性が2倍になることが認められた。

特に、農薬、フタル酸、重金属に関連する製品は影響が大きくなった。

研究チームは、妊娠を望む女性に対して、妊娠初期の内分泌攪乱物質曝露により、子供の生殖能力に悪影響を及ぼす可能性があると認知させる必要性を強調する。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

UNIVERSITE DE GENEVE
https://www.unige.ch/

NEWS MEDICAL
https://www.news-medical.net/


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