胚の凍結保存期間による影響
7月27日、中国の研究チームは、「Journal of Assisted Reproduction and Genetics」にて、ガラス化凍結・融解胚移植において、胚の凍結保存期間は妊娠率や出生率に影響を及ぼすと示した。
ガラス化保存とは、高濃度の凍結保存剤にて胚を急速凍結保存する方法である。今回、35歳以下の女性では、凍結胚の長期保存(5年以上)により、臨床妊娠率、着床率、出生率は低下すると報告された。
凍結胚の長期保存と妊娠・出産における関係性
研究チームは、2015年から2025年の期間、ガラス化凍結・融解胚移植1回目の女性13054人を対象に胚の凍結保存期間と妊娠・出産における関係性について検証した。
胚移植の年齢、胚凍結保存の年齢、凍結保存期間(半年未満、半年以上2年未満、2年以上5年未満、5年以上)に基づき臨床妊娠率、着床率、出生率を比較したところ、凍結保存期間は妊娠・出産に影響を及ぼすことが認められた。
凍結保存期間が5年以上の場合、半年以下と比べて臨床妊娠率、着床率、出生率は低くなった。なお、この傾向は、35歳以下の女性のみに確認された。一方、2年以上5年未満の凍結保存期間では出生率のみが低下した。
これより、胚の凍結保存期間は、胚移植の年齢と胚凍結保存の年齢を考慮したうえで判断する必要があるといえる。
(画像はJournal of Assisted Reproduction and Geneticsより)

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