よりリラックスできる環境で
先週、アメリカでMSNBC.com による発表では、アメリカの先進の不妊クリニックが、自宅で採取可能な精子バンクキットを利用し始めたそうです。
自宅などリラックスできるスペースで、精子を採取することができ、これを指定のクリニックに届ければ、適切な環境で保存してくれるそうです。
将来的に不妊が予測される男性にも
NextGen Home Sperm Banking Serviceといわれるキットの開発で、すでに不妊治療を受けている人たちの他にも、今後、生殖能力に影響を受ける、抗癌剤治療などを受ける人などが、事前に精子を採取・保管することで、将来子どもを持つこともできるようになってくるとされています。
精子バンクが身近にない男性には利用価値
販売元のNextGenは、Do It Yourselfとして、日曜大工関連などをはじめ、自宅で自分で行える商品を幅広く取り扱う企業。ここのサイトによれば、サービスの利用には医師の紹介状が必要で、初回のキットの支払いが689ドル、保存は1年ごとに140ドルの追加料金が発生するそうです。
クリニック外で採取した精子が、本当に本人のものかどうかという点では、議論が続けられています。アメリカでは既に多くの精子バンクが展開されており、大都市ではたいてい精子の保存をするクリニックがあることから、このサービスは特に地方に住んでいる人にとって利用価値が高いのではとされています。

MSNBC.co ; DIY sperm banking? Some clinics offer at-home kits
http://vitals.msnbc.msn.com/_news/2012/03/30/10928379-diy-sperm-banking-some-clinics-offer-at-home-kits?liteNextGen
http://www.nextgenhome.com/