妊娠中の食物繊維摂取による影響
3月30日、中国の研究チームは、「Frontiers in Endocrinology」にて、妊娠中の食物繊維摂取は腸内細菌叢を変化させ、妊娠糖尿病ならびに早産リスクを軽減させる可能性があると示した。
ハイリスク妊婦において、妊娠中の食物繊維摂取は妊娠・分娩転帰の改善に効果があるという。妊娠中の食物繊維摂取によって腸内細菌叢(腸内フローラ)の構成が改善し、妊娠糖尿病ならびに早産の予防につながるという。
妊娠中の食物繊維摂取による腸内細菌叢、妊娠糖尿病、妊娠転帰に対して与える影響
今回、研究チームは、妊娠20週目から24週目までの5週間、ハイリスク妊婦(妊娠糖尿病の発症リスクが高い妊婦)98人を対象に、水溶性食物繊維の摂取による妊娠・分娩への影響について調査した。
実験群(水溶性食物繊維サプリメント摂取あり)と対照群(水溶性食物繊維サプリメント摂取なし)を比較したところ、妊娠糖尿病の発症率における有意差は認められなかったが、実験群の血糖変動は有意に改善した。また、実験群では、妊娠中体重増加量(GWG)の減少、早産の予防(早産率0%)が報告された。
妊娠中の食物繊維摂取は腸内細菌叢を変化させ、ビフィズス菌とリモシラクトバチルス菌は増加し、ファスコラクトバチルス菌が抑制されたという。
(画像はFrontiers in Endocrinologyより)

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https://www.frontiersin.org/