最終回のテーマは「不育症」
「朝日新聞デジタル」で閲覧できる「医の手帳」内のシリーズ特集「不妊症」が2017年6月24日に最終回となる第4回を更新した。
医療の第一線に立っている専門医が気になる病気の予防や治療、課題をテーマごとに解説する「医の手帳」は朝日新聞新潟版で2011年11月から続いている連載企画で、2017年6月3日からは「不妊症」に関するシリーズをスタートしている。
第4回の担当は、新潟大学医歯学総合病院産婦人科の高桑好一医師。2パーセントから5パーセントの夫婦悩んでいるといわれる「不育症」について解説している。
原因の特定と精神的なサポートが重要
不育症とは、妊娠はできても流産や死産を繰り返す病態のこと。原因は血液、夫婦の染色体、子宮の形態、女性ホルモンなどのさまざまな異常が考えられるが、患者の約半数に免疫異常が認められるという。
記事では、免疫的な原因に対してはそれぞれ適切な治療法があることも説明。また、精神的なサポートの重要性についても指摘しており、原因をしっかり調べて特定することが精神的サポートにつながると述べている。
新潟大学医歯学総合病院は、不育症の診療を専門に行う「不育外来」を開設しており、7割以上の患者が元気な赤ちゃんに恵まれているという。
(画像は写真ACより)

朝日新聞デジタル
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