「休職」をする不妊治療者が最多
株式会社F Treatmentが運営している不妊症・不妊治療専門の情報サイト「不妊治療net」が、20代から50代の不妊治療経験がある女性を対象に「不妊治療と仕事」に関する調査を実施した。
「不妊治療中の働きかた」に関する調査では、妊娠した人の52パーセントが不妊治療に際して転職や休職、退職をしていたことがわかった。
そのうちもっとも多かったのは「休職」で、妊娠した人の28パーセントが不妊治療にあたって休職をしたと回答している。
この調査結果は、不妊治療をする際には仕事を休んで治療に専念したほうが妊娠する可能性が高いことと、不妊治療中は仕事がしにくくなるということを示唆している。
社会全体としての改善が求められる
「不妊治療と仕事の両立に対して何らかのハードルを感じていますか」という質問に対しては、妊娠した人の89パーセントが「ある」と回答。
具体的な理由では「仕事によって肉体的に疲れてしまう」がもっとも多く、次いで「仕事によるストレス」「通院時間の確保の難しさ」「同僚に迷惑をかけてしまう」などの理由があがっている。
これらの調査により、「不妊治療をするために働きかたを見直す必要性が強い」という現状が判明した。
政府も2017年度から不妊治療と仕事の両立を支援する制度を拡充する方針を発表しており、不妊治療と仕事の両立は社会全体で改善余地が大きい領域であるといえよう。
(画像は株式会社F Treatmentのプレスリリースより)

株式会社F Treatmentのプレスリリース/PR TIMES
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