卵巣予備能の低下
近年、20代から30代において、卵巣予備能の低下が見受けられ、若年層の不妊症が増加傾向にあるという。
遺伝学研究所や分子・細胞生物学センター(CCMB)の調査によると、インドにて女性の約4%は卵巣予備能が低いと判明した。そのうち、30歳以下は37%、35歳以下は87.5%を占める。
卵巣予備能の低下は、食生活の乱れや仕事のストレスなど生活環境的な要因、自己免疫疾患やメタボリックなどの遺伝的な要因により引き起こされると言われている。
例えば、喫煙、家庭用殺虫剤の誤った使用、粗悪な食品が要因となり、卵子の数が減少し、卵巣予備能を低下させるという。
卵巣予備能とは
卵巣予備能とは、卵巣内にある卵子数や卵巣機能の指標である。卵巣予備能が低い場合、卵巣内にある卵子が少ないことを意味する。
また、40歳未満で卵巣機能が低下し、無排卵あるいは無月経になる場合もある。(早発卵巣不全)過去10年間、警告的なレベルにて早発卵巣不全が増加傾向にあるが、要因は明らかではない。
卵子の数
卵子の数は出生時より増えることはない。一般的な女性において、卵子の数は出生時に平均100万から200万個程度であるが、加齢と共に卵子の数は減少する。30歳以降になると、卵子の数・質は著しく低下する為、女性の生殖能力も衰えていく。
不妊の専門医は、37歳には卵子の数・質は急激に衰え、40歳では自然妊娠の可能性が僅か5%であると述べている。
また、加齢により卵巣機能も衰える。35歳以降は自然妊娠が困難であるうえ、流産のリスク、胎児が染色体異常を持つ可能性が高まるという。
(画像はイメージです)

THE ASIAN AGE
http://www.asianage.com/ovarian reserve
https://en.wikipedia.org/Premature Ovarian failure
https://en.wikipedia.org/