体外受精と催眠術の関係性
専門家らによると、不妊治療において催眠術を行うことにより体外受精成功率が2倍になると判明した。
ヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)は、女性185人を対象に、体外受精における催眠術の効果に関する比較実験を行った。
体外受精の過程において催眠術を施したグループでは、体外受精成功率が28%となった。一方、催眠術を施さなかったグループの成功率は14%となり、催眠術により体外受精成功率が2倍になると証明された。
体外受精における催眠術の効果
体外受精の過程において、女性は、体外受精の失敗、流産、体外受精にて妊娠に至らない可能性などの心配より強いストレスを感じると予想される。特に、胚移植には10日から15日を要する為、女性の肉体的、精神的な負担は大きい。
催眠術には、女性を心身共にリラックスさせ、子宮を受精卵が着床しやすい環境に整える効果がある。体内の免疫・抗体や子宮機能が改善し、子宮内膜が胚を受け入れやすい環境となり、着床率の向上に繋がるという。
専門家らは、催眠術は体外受精において女性の心身共に最も効果的にサポートすると断言している。また、催眠術により体外受精の妊娠率だけでなく、自然妊娠の可能性も高まると言われている。
催眠術とカラダ
ヨーロッパ生殖医学会の研究より、深いリラクゼーションには心身を不健康な状態から回復させる効果が認められている。
催眠術には、神経系ストレスの緩和、ドーパミンやセロトニンなど神経伝達物質の分泌量増加を促し、神経を安定させるという。また、内分泌系疾患の改善にも効果があり、ホルモンバランス、免疫・抗体バランスを整える。
(画像はイメージです)

THE HINDU
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