避妊薬と不妊症
西アフリカ健康機構(WAHO)支援のもと、現地NGO法人のガーナ家族計画協会(PPAG)が第三機関にて実施したプロジェクトにより、避妊薬(ピル)の服用が1年に2回以上の場合、月経サイクルが乱れ、膣出血や不妊症を引き起こすリスクが確認された。
PPAGによると、プロジェクトの対象となった3大学の学生1013人のうち、39.4%が避妊薬を使用していると回答し、避妊薬(ピル)の乱用が明らかとなった。また、避妊薬と不妊に因果関係が認められたという。
避妊薬の影響
避妊薬(ピル)は強力なホルモン剤であるため、服用を止めた後、数年に亘り、女性の生殖機能に影響を与える可能性が高い。ホルモンバランスが崩れ、月経サイクルが整うまでに数ヶ月の時間を要するという。
また、専門家らは、年齢が高まると避妊薬(ピル)のリスクも増すと指摘している。
35歳以上の女性は避妊薬(ピル)の影響を受けやすく、使用を止めた後、月経サイクルの乱れ、ホルモンの減少に悩まされる女性が少なくないという。
避妊薬のリスク
イギリスで2200人以上の女性を対象に行われた調査では、40%が避妊薬(ピル)を使用していると回答した。
対象となった女性らは、平均して、子作りの3ヶ月から半年前までに避妊薬(ピル)の使用を中止したが、3分の2は妊娠に至るまで半年程度は掛かったという。
また、避妊薬(ピル)使用者の6.5%は、自然妊娠に至るまで2年以上を要した。一方、未使用者のうち、妊娠に至るまで2年以上掛かった割合は2.6%であった。研究者らは、避妊薬(ピル)を使用している女性は、使用していない女性より、自然妊娠に至るまでに2倍の期間を要するとの見解である。

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