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新たなプロゲステロン測定法が開発される

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新たなプロゲステロン測定法が開発される

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新たなプロゲステロン測定法
バーミンガム大学の研究チームは、「Annals of Clinical Biochemistry」にて、従来の化学発光酵素免疫測定法に比べ、安価であり、非侵襲的かつ特異性の高いプロゲステロン測定法「LC-MS/MSテスト」を開発し、女性の唾液よりプロゲステロン生産の測定を可能にすると発表した。

従来の方法では、全自動エンザイムイムノアッセイ装置にて女性の血液サンプルを解析し、プロゲステロン測定を行っている。医療機関に赴く、医師が採血する、検査機関にて血液分析を行うといった検査過程における時間的かつ費用的負担は小さくない。

一方、「LC-MS/MSテスト」では、液体クロマトグラフィータンデム質量分析装置にて唾液を分析し、女性のプロゲステロン生産を測定する。検査者が独自に唾液を採取できる、検査サンプル採取に時間は掛からない、短時間にて検査結果が出るなど効率性は高まり、費用は抑えられる。

プロゲステロン
生殖能力の指標
プロゲステロンは、妊娠成立・維持に不可欠なホルモンである。プロゲステロン分泌量より生殖能力のピークが特定でき、排卵や月経周期を示す強い指標となる。プロゲステロン濃度の測定は、不妊治療、早産リスクの軽減に役立つ。

研究チームは、月経周期が定期的であり、経口避妊薬を服用していない女性を対象に唾液を採取し、9つ唾液サンプルに対して「LC-MS/MSテスト」を行い、検査精度を検証した。

今回の臨床試験は小規模であったが、月経周期や排卵に伴うプロゲステロン量の増減を測定において検査精度は非常に高く、また、検査時間も短いことが認められた。

(画像はPixabayより)


外部リンク

NEWS MEDICAL
https://www.news-medical.net/

SAGE journals
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0004563218780904
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