サプリメントと男性の生殖能力・機能
ロビーラ・イ・ビルジリ大学(スペイン)の研究チームは、「Advances in Nutrition」にて、オメガ3、コエンザイムQ10をはじめ、サプリメント(栄養補助食品)に男性の生殖能力・機能を高める効果があると発表した。
生殖能力・機能は、食生活、ストレス、喫煙、飲酒など生活様式により受ける影響が大きく、不健康なライフスタイルは精子の質を低下させる要因になる。
精子の質を改善
研究チームは、ペレ・イ・ビルジリ保健研究所とグアダラハラ大学の協力を得て、男性2900人を対象に、サプリメント(栄養補助食品)と男性の生殖能力・機能、精子の質における関係性を検証した。
サプリメント28種類の効果を検証したところ、オメガ3、コエンザイムQ10は、液体タイプ・タブレットタイプ共に、精液に対する精子量に有益な効果が認められた。
オメガ3、コエンザイムQ10、セレニウム、亜鉛、脂肪酸サプリメントにて食事を補助することにより、精子濃度や精子運動率は高まった。また、オメガ3、コエンザイムQ10、セレニウム、脂肪酸、カルニチンは、精子形成に肯定的な影響を与えた。
研究チームは、自然妊娠による妊娠可能性に対する効果は不明であるが、特定のサプリメントには精子の質を改善させる作用があると結論付けている。
(画像はプレスリリースより)

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