Google+
妊活・卵活ニュース
 妊活・卵活ニュース

妊娠期のストレスは産後鬱に関係がある

着床前診断
産み分け
カラダ
不妊治療
社会
書籍
その他
新着ニュース30件






























妊娠期のストレスは産後鬱に関係がある

このエントリーをはてなブックマークに追加
脳と産後鬱
10月19日、オハイオ州立大学の研究チームは、「SFN 2019 第49回ニューロサイエンス会議」にて、動物モデル実験を行い、妊娠期のストレスにより、脳の免疫システムが活性化すると発表した。

通常の妊娠では、身体および脳の免疫システムは抑制され、脳のストレス応答は認められない。しかしながら、妊娠期の慢性的ストレスは、脳にて免疫応答を引き起こし、脳機能が変化する可能性を高める。脳機能の変化は産後鬱に関与する。

産後鬱
ストレスが免疫システムに与える影響
研究チームは、ラットを用いた動物モデル実験を行い、妊娠期のラットを慢性的ストレスに晒し、鬱状態を作り出した。妊娠期の慢性的ストレスは、産後鬱の一般的な予測因子であり、極度の悲しみ・不安・疲労状態にて特徴付けられる。

研究チームは、ストレスに応答する脳の免疫細胞が産後鬱に関与すると推測する。ストレスは、炎症がもつ有害な影響から身体的を保護するため、免疫応答を促進させる炎症を引き起こす。

ストレスを受けたラットは、脳のミクログリア(小膠細胞)にて、多数の炎症誘発性化合物が認められ、免疫細胞の数は増加し、一次免疫応答の活動レベルは高まった。ミクログリアは脳細胞に影響を与え、神経炎症が現れ、免疫応答が不活性になった。

正常な妊娠であっても、妊娠期にストレスが積み重なることにより、妊娠期に起こるべき免疫抑制・拒否反応の抑制が起こらない。免疫の変化が、脳にて鬱状態の影響を受けやすい環境を作り出す。

一方、ストレスを受けていない妊娠中のラットでは、妊娠期を通して、身体および脳における免疫システムに通常の抑制が保たれた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

OSU.EDU
https://news.osu.edu/


Amazon.co.jp : 産後鬱 に関連する商品
  • 母親の糖尿病は子供の注意欠如多動症リスクに影響を与える(4月15日)
  • トリガーの日の血清プロゲステロン濃度が凍結融解胚移植の出生率に影響を与える(4月12日)
  • 腎機能低下は男性不妊リスクを高める要因になる(4月8日)
  • 妊娠中の魚摂取量は子供の心疾患リスクに影響を与えない(4月4日)
  • 抗てんかん薬「トピラマート」によって子どもの自閉スペクトラム症リスクが増加する可能性はない(3月30日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    妊活基本情報



    お問い合わせ