マニキュアは不妊の要因となる

複数メディアは、ネイルポリッシュ・ネイルラッカー(マニキュア液)に含まれる化学物質が健康に悪影響を及ぼし、生殖問題、癌の要因に成り得ると報じた。

ネイルケア製品は、含有量に差はあるものの、トルエン、ホルムアルデヒド、フタル酸ジブチルなど有害な化学物質を含有する。これらの化学物質は、不妊、癌、ホルモンバランスの乱れを引き起こすという。

スタンフォード大学のトゥー・クァック(Thu Quach)博士は、ネイルケア製品には有毒かつ潜在的に危険な成分が含まれ、これらの化学物質に晒されることにより、癌から不妊に至るまで深刻な健康問題を生じさせると注意を促す。

ネイルケア製品に含まれるトルエンは、滑らかな仕上がりと色持ちに優れる。しかしながら、中枢神経系障がいや生殖障がいを引き起こす。フタル酸ジブチルは、ネイルの硬化剤、ネイルケア製品の消毒に使用されるが、曝露は生殖問題を生じさせる。

例えば、ネイルサロンでは、室内の換気が不十分であり、有害な化学物質が室内を満たしている。ネイリストは、ネイルケア製品に含まれる化学物質の曝露により、皮膚の炎症、眼の損傷、アレルギー反応などの健康問題リスクが高まる。

特に、妊娠期において、高濃度のトルエンに晒されると、胎児に影響を及ぼし、精神障がい、発育遅延の要因になるという。

（画像はPixabayより）




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