不妊に関するカウンセリング実情
ヒューストン・メソジスト病院は、「The Journal of Reproductive Medicine」にて、妊娠できない期間が長い、医療による補助が必要である女子に対して、不快なカウンセリングを行う婦人科・産婦人科医は少なくないと発表した。
ラシュミ・クデシア(Rashmi Kudesia)氏によると、大半の婦人科・産婦人科医は、患者自らが話す気になれば、患者から生殖に関する話題を出し、話すと考えているという。
多くの女性は、日常的に相争う・矛盾する生殖情報に晒され、妊娠・出産における問題はないとの考えに至っている。それゆえ、医療関係者から生殖の話題を出すことは少ないと指摘する。
妊娠に関する情報の共有
調査結果より、婦人科・産婦人科医のうち82%は、患者の女性が、最適な妊娠可能期間に関して矛盾したメッセージを受けていると考える。また、68%は、患者の女性が子作りを無期延期しているように感じている。
クデシア氏は、成功体験から、体外受精などの生殖補助医療が女性のセーフティネットであると解釈されるが、例えば、40代半ばの体外受精成功率は僅か生殖補助医療5%であると説明する。
研究チームは、医療関係者が、妊娠適齢期の既婚女性に対して、生殖に関する情報を与えるべきであると強調する。また、患者である女性は、医療関係者らと妊活のタイミング、家族計画など生殖に関する話題を共有し、専門家より適切な指示を仰ぐことを推奨する。
(画像はHUSTON Methodistより)

HUSTON Methodist
https://www.houstonmethodist.org/