細菌性膣炎
細菌性膣炎の原因としては、色々なものが考えられているものの、まだ明らかな原因はわかっていないのが現状です。
(画像はイメージです)
一般的に細菌性膣炎は、早産や不妊症を引き起こす可能性があると言われていて、また再発することも多いと言われています。
細菌性膣炎と不妊の関係
2013年に「European Journal of Obstetrics & Gynecology and Reproductive Biology」に発表されたエジプトの研究では、細菌性膣炎のかかりやすさと、その治療の効果が妊娠のしやすさとどう関係があるかを調べたそうです。
その結果、不妊のグループは、そうでないグループと比べて明らかに細菌性膣炎になりやすかったそうです(45.5%対15.4%)。
この結果は特に多のうほう性卵巣症候群の人たちや原因不明の不妊の人たちで高く(60.1%と37.4%)、治療後の検査では、多のうほう性卵巣症候群の人たちや原因不明の不妊である人たちの炎症反応がとても高かったそうです。
結論として
筆者らは、細菌性膣炎は不妊とかなり強い関係がある可能性があるとし、特に多のうほう性卵巣症候群や原因不明の不妊である人たちの場合には、細菌性膣炎を見つけ出して治すことが妊娠率を向上するのに効果的ではないかと述べています。
編集部 C-NZ

Bacterial vaginosis and infertility: cause or association?
http://www.sciencedirect.com/science