B型肝炎
B型肝炎は全世界で2億人の人がかかっていると言われています。
(画像はイメージです)
B型肝炎ウイルスは親子で感染するため、これが慢性の肝炎になるメインの原因となっています。
また、今までには、B型肝炎の患者は、流産や早産を招きやすいが受精や受精卵の分裂速度、妊娠の成立などには影響しないという報告もなされています。
B型肝炎と妊娠
そこで2013年に「European Journal of Obstetrics & Gynecology and Reproductive Biology」に発表された中国の研究ではB型肝炎と妊娠の関係を調べたそうです。
受精の成立、流産率、奇形の率、新生児のB型肝炎の率、生後6ヶ月でのB型肝炎の率、を調べた結果、夫婦のどちらかか、両方ともがB型肝炎に感染しているカップルの場合、流産の率が感染していない人のグループよりも明らかに高かったそうです。
そしてそれ以外の率には変わりがなかったそうです。
結論として
流産の率が高い原因は、胎児が父親から、または母親からのB型肝炎に感染し、この感染が胎児の成長と代謝に影響するからではないか、と筆者らは述べています。
メカニズムはまだよくわからないそうですので、更なる研究が期待されますね。
編集部 C-NZ

The effect of hepatitis B virus infected embryos on pregnancy outcome
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/