多のうほう性卵巣症候群
内分泌攪乱の症状として一番多いのは多のうほう性卵巣症候群だといわれています。
(画像はイメージです)
主に5から10%の女性に起こると言われており、不妊を起こすのではないかと言われていて、インドでは不妊に悩む女性の33%がこの症候群だと言われています。
さらに多のうほう性卵巣症候群はインスリン抵抗性や異常な脂肪蓄積とも関係あるのではないか、と言われています。
そのため、多のうほう性卵巣症候群はひいては心疾患や脂質代謝異常、子宮内膜癌とも関わりがあるという報告もあります。
多のうほう性卵巣症候群と食事
多のうほう性卵巣症候群の女性の殆どは、近代的な炭水化物の多い食事、例えば、甘い飲料水、ファーストフード、甘味、塩漬けやスモークの肉、ナッツ、缶詰や出来合いの野菜などを摂取しているという報告があるそうです。
そこで「An International Quarterly Journal of Life Sciences」に2013年に発表されたインドの研究ではライフスタイルの変化と、不妊と、多のうほう性卵巣症候群の関係を調べたそうです。
500人以上のインド人の女性を調べた結果、多のうほう性卵巣症候群を持つ女性は、33%にのぼり、ホルモン(FSH、卵胞刺激ホルモンなどの性ホルモンや、甲状腺系のホルモン他)や代謝(コレステロールや血糖値など)の異常が多く見られたそうです。
結論として
こういった異常は、食べ物でコントロールできることが多いため、伝統的な食事や、運動を増やすことが、多のうほう性卵巣症候群を防ぐための手助けになるのではないかと筆者らは結論づけています。
編集部 C-NZ

The Prevalence and Etiology of Polycystic Ovarian Syndrome (PCOS) as a Cause of Femail Infertility in Central Travancore
http://www.thebioscan.in/