インターロイキン18
インターロイキンとは白血球から分泌され、様々な免疫などの機能に関わる物質です。
(画像はイメージです)
免疫は近年、生活習慣病や癌などにも役立っていることがよく知られるようになってきています。
そのうちのインターロイキン18は、近年見つかった物質ですが、様々な免疫に関する機能を持つと言われています。
インターロイキン18と男性不妊
そこで2013年に「International Journal of Biological Macromolecules」に発表された中国の研究では、不妊の男性の精子中にあるインターロイキン18を調べたそうです。
57人の中国人男性の精子を調べた結果、インターロイキン18のレベルは、不妊のグループで810(pg./ml)、正常のグループで402(pg./ml)となり、不妊のグループが倍近く高かったそうです。
また不妊の男性の精子は、正常のグループの精子に比べて、量、密度、動き、生存率、正常な形態の率などもが大変低かったそうです。
結論として
そのため筆者らは、インターロイキン18は、男性の生殖系において、大切な役割を担うかもしれないと結論づけています。
編集部 C-NZ

IL-18 levels in the semen of male infertility: Semen analysis
http://www.sciencedirect.com/