男性の不妊
不妊の原因の半数は男性側にあると言われていますが、そのうちのかなりの多数が原因不明だと言われています。
(画像はイメージです)
こういった原因不明の不妊の原因に、環境の化学物質などが関係していると言う報告があり、いわゆる環境ホルモンが関与してるのではないかと言われています。
また環境ホルモン以外には食べ物も関与していると言われています。
フィトエストロゲンは、大豆などに含まれるイソフラボンなど、自然に植物に入っているもので、エストロゲンというホルモンの受容体と作用して、体内で効果を発揮すると言われています。
フィトエストロゲンと男性の不妊の関係
こういった物質は例えば乳がんや前立腺がん、心疾患などの予防をすると考えられていますが、男性の精子の数を減らしてしまうという報告もあります。
そこで2013年に「Environment International」に発表された中国の研究では、中国人男性のフィトエストロゲンのレベルが男性の不妊と関与しているのかどうかを調べました。
その結果、イソフラボンの一部の物質が特に不妊と関係していて、精子の濃度、数、形態に異常が出たそうです。
結論として
発酵させるとイソフラボンはある程度分解されますが、日本人は、納豆、豆腐、しょうゆ、みそ、と大豆の製品を大量に日々摂取している民族ですので、こういった食生活が男性不妊に関与する可能性があるというのは考え物ですね。
更なる研究を期待したいところですね。
編集部 C-NZ

Environment International
http://www.sciencedirect.com/