不妊症
オーストラリアでは15%のカップル、または300万組のカップルが不妊に悩んでいると言われていて、そのうちの28%が原因不明だとのことです。
(画像はイメージです)
一般的な不妊治療を行っているカップルのうち、無事に出産まで迎えるカップルは17.2%しかいないそうです。
こういった西洋医学でうまくいかなかったカップルにとって、東洋医学的なアプローチは代替え療法として考えられており、最近の研究では漢方薬を用いた4ヶ月間の治療で、西洋医学よりも2倍から3.5倍妊娠する可能性が高い、との報告もあります。
不妊治療と生活の質
不妊治療は、カップルにとって精神的にも肉体的にも金銭的にも辛いものであります。
そこで2013年に「BMC Women's Health」に発表されたオーストラリアの論文では、東洋医学を受けている女性たちの生活の質、対処方法、そして支援の必要性にフォーカスを当てて調べたそうです。
その結果、女性たちはストレス、罪悪感、悲しみが強く見られましたが、大変モチベーションが高く、治療への満足感が高く、他の方法を探すのに積極的でした。
結論として
筆者らによると、不妊治療には精神的支援もにも手段的支援も重要ですが、東洋医学を受けている人たちが必要としている支援は、西洋医学を受けている人たちとは違うことがわかったそうです。
きめ細やかな支援の参考になりそうな研究ですね。
編集部 C-NZ

BMC Women's Health
http://www.biomedcentral.com/