レプチンとは
レプチンとは脂肪細胞から作られる、食欲や代謝の調節を行うホルモンです。
(画像はイメージです)
主にレプチンは肥満にならないためのものですが、そういったこととは別に、生殖系への作用もあると近年注目されています。
レプチンと生殖系
レプチンのレベルは思春期に上がり始め、更年期のあたりで下がると考えられており、生殖のイベントと関係しているのではないかと考えられています。
また、レプチンのレベルが低いと生殖系を阻害する可能性があり、その例としては、拒食で月経が止まったり、男性ホルモンレベルが落ちたりします。
そこで2013年に「Pakistan Journal of Pharmaceutical Sciences」に発表されたサウジアラビアの研究では肥満で不妊の男女とそうでない男女のレプチンレベルを調べたそうです。
その結果、不妊の男女で、レプチンのレベルは明らかに高く、BMIとレプチンレベルと年齢に強力な関係が見られたそうです。
結論として
肥満と不妊、それから性ホルモンのバランスの崩れとBMIやレプチンレベルには関係性があるのではないかと筆者らは述べています。
編集部 C-NZ

Pakistan Journal of Pharmaceutical Sciences
http://www.pjps.pk/