流産や中絶処置の影響
4~5回の妊娠で1度は起こるという流産ですが、現在のところ1度や2度の流産処置や中絶処置は次の妊娠でリスクとはならないと言われています。
(画像はイメージです)
しかし、様々な研究によると、リスクとなるとするものもあり、論議が分かれるところです。
「Human Reproduction」に2013年11月に掲載されたイギリス、オーストラリア、ニュージーランドの合同研究では、子宮頸部拡張やそうは術など、外科的な方法によるものと、中絶薬などを使う、外科的ではない方法での流産や中絶後の妊娠について調べたそうです。
外科的処置と早産のリスク
5575人の単たい妊娠をしている女性を調べた結果、子宮頸部拡張やそうは術による中絶や流産処置によって、早産のリスクは高まりましたが、全体的には一度の流産や中絶処置はリスクを高めなかったそうです。
逆に、2~4回、中絶や流産の経験がある場合、その後の妊娠で早産や胎盤剥離が見られるリスクが高くなったそうです。
結論として
中絶薬などは、外国では認可されて使用されていますが、日本では未認可の薬です。外科的処置がいらない分、体への侵襲が少ないとも言われていますが、副作用や事故も多いようです。
副作用が少なく、体への影響も少ない方法が出てくることに期待したいところですね。
編集部 C-NZ

Human Reproduction
http://humrep.oxfordjournals.org/