精子を阻む免疫力
世界中で広まっている不妊。日本国内でも、約6組に1組の夫婦が不妊を抱えていると言われている。
女性の社会進出からくる晩産化がその主な原因と言われてるが、実際のところどうなのだろうか。
実は、不妊で悩む女性の中には、「免疫力が異常に強い」人が多いのだという。免疫力とは、身体の外からくる異物から身を守るもの。しかし、その免疫力が強すぎて、精子までもを異物と判断し、排除してしまうのだ。
卵黄が赤ちゃんを運んでくる?
「卵を食べる」という不妊治療法をご存知だろうか。実際にその治療法を実行した人を取り上げた記事がDaily Mailに掲載され、大きな話題となっている。
これを聞きつけ、実際に研究員が調査に乗り出したところ、卵黄に含まれる「イントラリピッド」という成分にその秘密が隠れていることが分かった。
実はこの「イントラリピッド」は、免疫力を正常に戻す働きがあるそうで、免疫力の異常で不妊となっていた女性には大きな効果が現れるのだ。
2011年に、イギリスのノッティンガムにある不妊治療センターのジョージ・ドゥクウェ医師が、それまでに不妊治療を6回失敗している女性たち50人を対象に「イントラリピッド」を使った治療を行ったところ、なんと半数以上が妊娠したのだという。
卵黄と大豆オイルを組み合わせて食べるのが、お勧めなのだそう。
卵を食べるだけ、という、なんとも手軽な不妊治療だ。是非一度、試してみては如何だろうか。

Intralipid infusion therapy
http://www.dailymail.co.uk/health/