おたふく風邪流行で、心配する妊婦さんから問い合わせ増
イギリスとアイルランドの間に位置する、マン島。今年に入ってから、おたふく風邪の流行が見られており、不安を隠せない妊婦さんからの問い合わせが続いていたと言うことで、この度、行政からアナウンスがありました。
マン島で今年の1月から3月に確認されたおたふく風邪の患者数は、36人(人口は8万人未満)。感染を心配してナーバスになってしまった妊婦さんに対しては以下のアドバイスがされています。
おたふく風邪が妊娠に与える影響については、これまでも報告されていない。妊婦さんが、極端に心配する必要は無い。
おたふく風邪の患者さんがいる、学校など公共の場所で、妊婦さんの立ち入りを制限する必要は無い。
妊婦さんがおたふく風邪の患者さんと接触した場合も、特に行う処置はない。
過去の調査では、妊娠中におたふくにかかることで、妊娠の経過に障害が出るという報告はない。多くの人たちでは、特別な治療法も不要。
MMRワクチンは、現状では妊婦さんへの安全性が確認されたという報告がないため、すすめられない。(iomtodayより)
子どもたちにはMMR接種を推奨
けれども、子どもたちなどはMMRワクチンを接種し、感染が拡大することを予防するべきであるとしています。特に、サウスウェールズでは、麻疹が流行の兆しなので、麻疹の予防も含まれるMMRは推奨されています。
妊娠中は、健康管理に気をつかうため、特に周囲で流行している感染症に対してナーバスになりがちです。正しい情報を手に入れて、落ちついて対応するようにしましょう。

Mumps reassurance for pregnant women
http://www.iomtoday.co.im/news/health/