クイーンズランドでは今年に入ってすでに700人
オーストラリアのクイーンズランド州では、すでに今年に入って700人のインフルエンザ感染が報告されています。南半球はこれからが冬になるので、流行シーズンに突入したということになるのでしょう。この流行の兆しを受けて、同州では、妊婦さんのワクチン接種を呼びかけています。
妊婦さんのワクチン接種を呼びかけ
同州では2011年から、妊婦さんへのインフルエンザワクチンの接種が無料になっていますが、これまでこのサービスを受けていたのは妊婦さんのわずか2割にとどまっていました。
妊娠中にインフルエンザにかかることは、お腹の赤ちゃんにも、お母さんにも良くない影響を及ぼすことが知られています。
自治体などが、メディアと共同し、妊娠中のワクチン接種は安全であることをアピールし、無料接種のシステムを活用して予防接種を行うよう呼びかけています。
流行地域への旅行を計画している場合はしっかり備えを
日本では、そろそろゴールデンウィークの旅行の計画もまとまる頃。インフルエンザの流行は、四季がある国では冬に、熱帯地方では雨期に起こることが知られています。
連休中に、海外旅行を計画している妊婦さんは、渡航先の流行状況にも注意を払い、必要時にワクチン接種を受けるなどして対応しましょう。

Queensland Government ; Keep the flu off you!
http://www.health.qld.gov.au/flu/Pregnant women urged to get flu vaccine
http://www.abc.net.au/news/2013-04-10/