ごく軽い症状でも発見でいるようになった妊娠糖尿病
アメリカでは、妊婦さんへの糖尿病の検査方法を変更したところ、なんと妊娠糖尿病であると診断される人が3倍にも増加したそうです。日本でも同様に、診断法の変化で3%から12%へと増加したそうなので、世界的に見られている現象のようです。
妊娠中は悪化させないようきちんとモニターして
アメリカの場合、晩婚化、そして初めてのお産の年齢が上がっていることから、妊娠したときにすでに、太り気味という人が増えています。妊娠時の体重が、推奨よりも大きい場合、妊娠糖尿病を発症するリスクが上がるのです。
妊娠糖尿病は、比較的よく見られる妊娠の合併症で、赤ちゃんが育ちすぎてしまうために、帝王切開を余儀なくされるケースや、妊娠高血圧腎症につながるケースもあります。
アメリカでも日本でも妊娠糖尿病の割合が上がったのは、検査法が変わって、以前よりも軽い症状でも妊娠糖尿病と診断されるようになったことが原因です。
出産後も引き続き注意するための目安として
妊娠糖尿病にかかった女性は、将来糖尿病にかかる可能性が高いとされています。妊娠中の検査で、「運動と食事で解消できる軽い状態」と診断された人も、その後定期的に検診を受けて、万が一糖尿病にかかったときに早期発見できるように心がけましょう。

Do more women need diabetes care when pregnant?
http://www.cbc.ca/news/health/story/妊婦100人中12人が該当? 妊娠糖尿病の不安
http://allabout.co.jp/gm/gc/384049/