薬が思い切って使えない、辛ーい花粉症
日本でも花粉症の季節になってきました。日本ではスギ花粉症に悩む人が多く、そのほかではブタクサなどが知られています。
画像;Wikiコモンズより
海外でも、様々な植物が原因となる花粉症があり、おおもとの草木の種類は違っても、妊婦さんが辛い思いをしているのは共通です。
特に妊娠中では、エストロゲンの働きで、鼻づまりがひどくなる人も多いにもかかわらず、通常よりも使える薬が限られてしまうのが悩みです。
思い切ってやってみよう、鼻うがい
海外サイトでは、鼻うがいが推奨されています。鼻うがいというと、尻込みしてしまう人も多いものですが、調査でも鼻うがいをアレルギー性鼻炎に対して行っている人では、アレルギーを抑える薬を減らすことができているという報告がされているそうです。
温かい塩水や、薄めたうがい薬を使うと効果的なようです。物理的に花粉を洗い流す方法ですから、再び花粉が鼻の粘膜についてしまうと症状が現れてきますが、内服をためらう場合には試してみると良いでしょう。
点鼻薬でも、内服よりも体内に吸収されることが少なく、効果はもちろん期待できますが、ステロイドなど妊婦さんへの使用を控えたい薬剤を含むものも多いので、処方なしで手に入るOTC(オーバーザカウンター)や、妊娠前に常用していたものでも、かかりつけの産婦人科のお医者さんに必ず確認するようにしましょう。

Natural remedies for hay fever
http://www.consumerreports.org/cro/2013/01/Saline Nasal Irrigation for Upper Respiratory Conditions
http://europepmc.org/articles/PMC2778074