不妊に苦しむ生の声を国政に届けよう
NPO法人Fineは、今月末まで不妊治療の経済的負担に関するアンケートをホームページで実施しています。
Fineは、不妊体験をもつセルフ・サポートグループとして、2004年に任意団体として設立。主に不妊体験をもっている男女を対象とした、情報交換や情報提供を行うウェブサイトの運営や、講演会やシンポジウムの開催、公的機関や医療機関などへの不妊に関することの働きかけなどを行っています。
同法人では、2010年にもアンケートを実施し、その結果を国政への働きかけのために使用しており、今回のアンケートも同様に誓願や陳述書などに使用されるそうです。
前回のアンケート結果は?
2010年に実施されたアンケートでは、1,111名からの回答がありました。
アンケートに答えた方の年齢は、
「30~35 歳未満」が
429人(38.6%)、
「35~40 歳未満」が
363 人(32.7%)と、
30代が
71%になりました。また、
「40~45 歳未満」は、
158 人(14.2%)、
「45 歳以上」が
22 人(2.0%)となっています。
「不妊治療の期間」については、
・「2 年~5 年未満」 496 人(44.6%)
・「1 年~2 年未満」 276 人(24.8%)
・「1年未満」184人(16.6%)
・「5年~10年未満」で133人(12.0%)
となり、通院を開始してからの治療費の総額は、
・「10 万~50 万円未満」 276 人(24.8%)
・「100 万~200 万円未満」 257 人(23.1%)
・「50万~100万円未満」 193 人(17.4%)
となっています。治療が長引くと、その分お金はかかります。そのため、
「経済的理由で延期(断念)したことがあるか」という質問に、
「非常にある」「ややある」と答えた人は、
933 人(84.0%)に上りました。
実際に治療をしている声を国に届けることができる絶好の機会。この声を参考に、実のある制度を整えて欲しいですね。

NPO法人Fine
http://j-fine.jp/index.html不妊治療の経済的負担に関するアンケートPart2 ご協力のお願い
http://j-fine.jp/cgi-bin/mail/mail.cgi?id=keizai不妊治療の経済的負担に関するアンケート Part2」
http://j-fine.jp/prs/prs/Fine_press_keizai201302.pdf過去最大規模 1,111 人の当事者の声、集まる!
http://j-fine.jp/prs/prs/fineprs-keizai.pdf厚生労働省 不妊に悩む方への特定治療支援事業の概要
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/funin-chiryou.html